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2010年02月04日(木)更新

明大生との一問百答・第182弾について

北山です。

今回のご質問の自論を申し上げます。

<質問>------------------------------

みなさまは、企業に勤めてから起業された方、学生を終えてそのまま
起業という選択をなされた方、実家の家業を継いだ方など、さまざまな
経緯を辿って、経営者になられたかと思います。

そこで経営者となった経緯や、起業(あるいはあとを継いだ)理由について
教えていただければと思います。

(慶應義塾大学商学部 飯塚涼さん)

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私自身、土建屋の3代目です。

といっても、大学時代は部活動に明け暮れ
毎日、ボートを漕いでいる毎日でした。

ふと気づくと4年生。

部活も引退して、さて就職というのんびりした感じでした。
時は、バブル絶頂期でしたので、就職もいくつもありました。

その後、神奈川県の建設会社に入社するのですが
そのときは、甘やかされない環境を!!

という気持ちで入社しました。

まったくコネもなし
経験もなし

ただ、自分の中の土建屋という家業の血が
どのくらいあるのか

そういう挑戦でもありました。

本当に好きな仕事なのか
やらされるのではなく、自分から動ける。

そういう職業に就きたかったということもありました。


結局のところ、今思えば
その血というんでしょうか、遺伝子がやっぱり土建屋に向いていたのです。

なんか、仕事をしてても
燃える感じがあったんです。

困難なときのほうが多い現場で
その困難に、立ち向かえてそしてその達成感を肌で感じられる。

そんな職業でもあったのです。

ただ、それが、みんながみんな
同じ感覚ではないと思うのですが

親父や祖父が選んだ職業であれば
きっとそのやりがいを体で心で感じることが
やっぱり大事なのじゃないのかなと今になって思います。


もちろん、もう仕事をして
20年近くなりますが、きっとこの感覚は今だから言えるものだと思います。

参考になるかはわかりませんが
飯塚さんのルーツを調べて見るのもいいかもしれませんよ^^